保育園にカフェがあって・・・
親がお迎え前にほっと一息ついたり、
親同士コミュニケーションがとれたりして、リラックスして、
それから笑顔でお迎えに行けたらいいのに。
保育園にカフェがあって・・・
その保育園に通っていなくても、気軽にお茶しに行って情報交換したり、
子どもを交えて地域の人と交流できる、
そんな場所があったらいいのに。
そんな風に考え始めたのは、5年ほど前のことでした。
そして、実際にカフェが併設された保育園が複数存在することも知り、
訪れてみたこともありました。
そして、その中のひとつ、行ってみたいと思っていた茶々保育園が、
「理想の保育園を作ろう!」という保育園経営についてのワークショップを開催すると聞いて、
一も二もなく申込み、とても楽しみにしていました。
全3回のワークショップが、毎回別の茶々グループの保育園で行われるので、
3つの園を見学させていただけるのも、とても嬉しい。
茶々保育園は子どもをステレオタイプの「子ども」という見方をせず、独特の理念を持って運営されています。
コンセプトはずばり「オトナな保育園」!
子どもはこういうの好きだよね?という思い込みがないので、
かわいい子どもらしい園舎や壁面装飾、パステルな色使いやキャラクター風のイラストなどは見当たらず、
茶色を基調としたシンプルで落ち着いた雰囲気がとても居心地がよかったです。
そして、そういえば私は子どもの時から、いわゆる「子ども向け」が好きではなかったことを思い出しました。
子どもの作品がアートな雰囲気で飾ってあるのも、ステキでした。
第一回の今日は、
茶々保育園理事長の迫田健太郎さんから、保育園のコンセプトの重要性のお話し、
創始者の迫田圭子さんからの開園当時のお話し、
そして、その後は実際に認可保育園を建てるときの法的基準とお金のお話し。
3時間があっという間でした。
私が作りたい「ほいくえんカフェ」は認可保育所に入れない(入らない)親子のための場所にしたいため、
認可保育所の行政からの補助金の話などは、「羨ましい!」という感想をもちました・・・
認可保育所に入っているか入っていないかで生まれる、公的な恩恵の格差がやはり気になります。
このワークショップ、参加資格も特になく、なんと全回無料で行われています。
そして、茶々保育園グループでは初めての試みとのこと。
保育園が足りない今、増やさなくてはならない今、
それぞれの思い思いのコンセプトを抱いた特色のある良質な保育園が増えることを願って、
このようなワークショップを企画していただいたんだろうと想像しました。
私も、今増えている量産型の保育園ではなく、
いろいろな価値観の人が思う「理想」を形にした、いろいろな保育園が増えて、
そのコンセプトで保育園が選べる時代が来ると本当にいいな!と思います。
次回も楽しみです!