保育園児との格差が大きい!

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「小さなおうちのような保育園を作りたい!」

と思った直接のきっかけは大きくふたつ・・・

ひよこの家の保育に感動したこと

保育園に入れなかった場合の子どもについて考えたこと

でした。

 
私の母は基本的には専業主婦だったため、私自身は幼稚園出身でした。
そのため「保育園」という場所に初めて触れたのは、
自分の娘の入園のため見学で訪れた「ひよこの家」でした。

学校や幼稚園のように、子どもを「集団」として扱うのではなく、
子どもひとりひとりを尊重し寄り添ってくれること。
何かを「できる」ようにしたり「競争」したりするのではなく、
そこでまず安心して暮らせるように「生活」を作ってくれること。
安心できる空間、安全で配慮されたごはん、睡眠を確保してくれ、泣いたら抱っこしてくれる。

3歳からの幼稚園や6歳からの小学校と、
0歳からの保育園のスタートを比べれば、
そんな違いがあるのは当たり前といえば当たり前です。

でも私は、かつてこんな場所を見たことがなかったのです。

「あれができるように」「これができるように」「失敗しないように」
「人より優れるように」「はみ出さないように」「犯罪を犯さないように」・・・
幼稚園、学校、幼児教室、塾、習い事、そして親でさえも、
子どもに対して、そんな結果を求めたアプローチをしている社会。
そして大人になっても、さらなる高みを目指し続けているのが理想だったりします。
 

もちろんそれ自体は、否定するところではありません。
能力を獲得したり、理想をもったり、そして社会に貢献しよう!と頑張ることは間違いなく、必要なことです。

 

でも、それをするには 「ベース」 が必要です。

安心できる場所。
おいしいごはんを好きな人と食べると元気がでるね、と知ること。
よく眠ると楽しい気持ちでいられること。
自分の感情を受け止めてくれる人がいること。
自分をそのままで受け入れてくれる人と場所があるから、
自分を大好きになれること。


そういう「生活」の中で蓄積されたポジティブなベースの上で、

初めて本来の自己を実現できるのだと思います。 

そのベースである「生活」を大事に作ってくれる場所があるんだ!!
と私は「保育園」というものに感動し、
そして大好きになってしまったのでした。