ひよこの家のことを振り返る その1

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先日、長女+長女のお友だちたちを引率して、
映画「リメンバー・ミー」を見てきました。

もともとピクサーやディズニー映画がちょっと苦手な私。
なんか、子どもの純粋な面を利用して感動させようってとことか、、
(感動して泣いちゃったりはするんですが)
最後には教訓めいた感じになっちゃうとことか、、
その結末に持っていくための強引なストーリー展開とか、、
根があまのじゃくなので、素直に楽しめないですね〜

でも、「リメンバー・ミー」は素直に感動して帰って来ました。
画の色彩や音楽、主人公の男の子の日本語吹き替えの歌もよかった。

映画の中の設定では、死んで死者の国に行った死者たちは、
そこで第2の死を迎えると死者の国からも消えてしまいます。
それは、生きている人の心の中から消えてしまったとき。
生きている人に忘れ去られてしまったとき、人はもう一度死ぬ、
だから「リメンバー・ミー」なんですね。
私個人は、「私を忘れないでっっ」とはあまり思いません。
自分が死んだら、あとはどうでもいい!
娘たちは母のことを思っても思わなくてもいいし、
とにかく楽しく生きて、命を全うして欲しいと思うだけです。

そんな私ですが、今「忘れないで」「忘れたくない」と思うのは、
やっぱり「ひよこの家」のことです。

 

ひよこの家のあとの部屋で、何かを開くことを決めた今、
忘れちゃいけないのが「ひよこの家」のことだなあと思うのです。

今まで、自分の娘を含め在園児がいて、
進行形で保育園として運営されている間は、
園の内部の人間ではない私がいろいろとネット上に
書き散らすことにためらいがありましたが、
閉園してしまった今、逆に、
ひよこの家のことを書き残せるのは自分だけなのかもしれない、
という思いになりました。

そして、
ここを残したい、ここでひよこの家が積み重ねてきたものを、
違う形になってしまっても、何か残したい。
そんな風に思って動いてきた、その原点を忘れずにいたいと思うのでした。

 

というわけで、カフェにするのか保育園にするのか、
はたまた全然違うことをするのか。

この期に及んで、まだ決まっていないという恐ろしい状態ですが、

ひよこの家のことを振り返りつつ、
この場所でどんな景色を作りたいのか、を考えたいと思っています。

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