ひよこの家のお別れ会のこと

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先日の暑い日曜日、北千住の天空劇場でひよこの家の理事会が主催するお別れ会がありました。

昭和44年から約50年の歴史の中での関係者や卒園児家族らが集まって、
ひよこの家の歴史を振り返るスライドを見たり・・・
先生方の踊りや生演奏もありました。

 

私の知る直近8年は、認証保育所となり補助金も少しずつ増え経営が安定してきてからのタイミングで、
それ以前の無認可保育所であったとても大変な時代の話しを、初代の施設長さんが壇上で話されました。

どこからの補助もなく、個人が借金をして、バザーの売上やカンパでどうにかこうにかやってきた時代。
女性が働くことが、そんなにも困難だった時代。
でも、子どもを産んでも働きたい、子どもにも温かい保育環境をあきらめたくない。
そんな親たちの気持ちが、ひよこの家を作り支えてきたのだなあと、改めて思ったのでした。

今の保育事情も、問題は多く、そもそもそこから私は事業を起こすことになったわけでもあります。
当時とは違う、人と人が自然と助け合うことが、とても難しい時代。
でも、昔より選択肢が認められやすい時代にもなってきている気がします。

 

私、最後の卒園児保護者代表で壇上でご挨拶しましたが、
途中から頭真っ白!

でもこんなことを辛うじて伝えてきました。

「育児で大変でいっぱいいっぱいな親の心に隙間を作って、
その隙間から子育てしやすい社会に変えていきたい」

ひよこの家の、「ひとりひとりに寄り添う保育」をたくさんの人が培ってきたその場所で、
「親も子も、ひとりひとりがゆったりできて、寄り添いあえる余裕のできる場所」を作りたいと思います。

中央で踊るのは、なんとひよこの家のお部屋の大家さん!!
子ども大好き、人を喜ばせることが大好きなステキな人です。

お別れ会があったその翌日から、生まれ変わるべく内装工事が始まりました。
大事な部屋を、ステキによみがえらせることができますように。

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