とある保育園の保育が目指すもの

Pocket

先月、ある保育園を見学する機会に恵まれました。

私が大好きな保育園の「表現者たち」展というFBページがあります。
とある保育園で、とても自由な美術の時間を取り入れていて、
その保育園での美術の時間、その他生活の時間や子どもたちのエピソードが紹介されています。

とても自由、というのは・・・
まず、美術の講師がすることは素材を用意するのみで、
その素材(画材、一般的な工作材料のみならず、ときに廃材なども)をどのくらいの量、どう使うも自由。
いくつの作品を作るかも自由。
平面の作品だろうが、立体だろうが、大きさももちろん自由。
そもそも作ろうが作らまいが自由。
別のクラスで始めたことを他のクラスの子どもが混じってやるのも自由。
テーブルでしようが、床でしようが、テラスでしようが自由。
講師は、道具の使い方を少し教えたり、思うようにいかなくて困っている子どものサポートに徹します。
「上手だね」「もっとこうしたら」「これは何?」など余計な言葉はかけません。
子どもはやりたいことを、やりたいだけ、やりたい方法で、満足するまでやる環境にいます。

その保育園ではまた、美術の時間だけでなく生活すべてにおいても、子どもの選択や意思を尊重していて、
保育士が子どもの行動や意思や人格(そもそも人格否定は保育においてあるまじき行為ですが、実際はあり得ることです)を否定したり、何かを強制したりしないようしているそうです。

 

私が「保育園大好き!」になったのは、
一斉保育(子どもたちに一斉に同じことをさせる保育)ではなく
自由保育(子どもたちに思い思いに自由な活動をさせる保育)をしている
ステキな保育園を複数知るようになったからでした。
私は典型的な一斉保育の幼稚園に通い、それ以外知らないまま小学校から一斉教育を受けてきて、ずっと幼稚園や学校が苦痛でした。
「子どもの意思を尊重してくれる」なんて夢のような場所があるんだ!と感動したのでした。

 

その自由保育の究極の形ともいえる上記の保育園を見学できることになり、
とても楽しみにしていました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です