喫茶ランドリーで居場所作りを考える

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東日本大震災が起きるまでは、
朝子どもを保育園に預け、駅へ向かい、電車に乗り、1時間かけて職場に着き、夕方まで働き、また電車に乗って1時間かけて帰宅し、お迎えし、ちょっとへとへとになりながらも何とか家事をしてごはん、お風呂、寝かしつけ、
が、大変だけれど当たり前のことだと思っていました。

震災の当日、職場の神田駿河台から徒歩で4時間ほどかけて帰宅し、
ひよこの家に預けていた長女を23時前くらいにやっとお迎えにいったという経験が、
開業しようとしている現在へのきっかけになりました。

日常子どもと物理的に離れて仕事をしていることの違和感。
4時間歩いて、ひよこの家の灯りを見た途端感じた安心感。
あたたかい小さな保育園がもっとあったらいいのに、という思いが、
子どものいる暮らしと仕事と好きなことやおいしいものと、
一緒になった場所を作ることは、その地域を少し楽しい場所に変えるのではないか、
という野望に変わっていった・・・わけです。

 

昨日、東和ひよこの家を運営してきた、NPOひよこ会の理事会があり、
少しお邪魔して開業について挨拶をさせていただきました。
みなさん、長年福祉に携わってらした方々で、
ひよこの家が認証保育所となり助成金が受け取れるようになるまでの、
運営が厳しい時代をご存知です。
子育て支援事業をどこのバックアップもなく始めることに、
ありがたいご心配の意見をいただきました。

お金をたくさんつかえない子育て世代を支援する事業は、
公費の補助や助成を求めていかないと運営が厳しいのではないか。
遊び場と親子カフェとゆくゆくは子どもの預かりをする、、
と聞いても、経営できる想像ができない。
などなど、私も大いに理解できます。
きっと、私も目の前にそんな危なっかしい事業を起こそうとしている主婦がいたら、
悪いこと言わないからやめておけ、と止めることでしょう笑
ただ、ほカフェプロジェクトは、福祉的な子育て支援事業ではなく、
自分の、そしてまだ見ぬ誰かの「居場所作り」で、
それが結局子育てを支援することにつながって欲しい、ということを、
伝わったかどうか分からないけれど、お話してきました。

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