喫茶ランドリーで居場所作りを考える

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平日の15時、ソメイヨシノは散り、八重桜が満開、という時期でした。
両国駅から10分かからない道のりの間、散歩が楽しい。
この辺りは、駅前から離れると昔ながらの町工場が点在する住宅街で、
落ち着いた静かな雰囲気。

話題の場所だし、さぞ混み合っていたらどうしよう・・・
と恐る恐る近づいたのですが、
私の伺ったタイミングは、先客おひとりののんびりした感じでした。
その他は、スタッフの方のお子さんと、そのお友だち親子が出たり入ったり・・・
滞在1時間の間に来られたのは、
お洗濯に寄られたおばあさん、お茶休憩のサラリーマンの方、
おやつに来られたのか家族連れが一組、でした。

こちらのテーブルスペースがグランドレベルの事務所にもなっているそうで、
でもその日は事務所のどなたもご不在で残念でしたが、
上記のようなゆったり雰囲気のなか、お店のスタッフの方にお話も聞けてよかったです。

 

米粉のロールケーキとエアロプレスという抽出機でいれられたコーヒーを
おいしくいただきつつ、興味津々の家事室(ランドリー)を眺めました。

 

 

コイン式ではないので、カウンターで料金を払ってから、自由に使います。
ランドリーだけの使用もできるし、コーヒーとのセット設定があり、
洗濯の代行サービスも最近始めたそうです。
ランドリーを使うと、アイロンやミシンも使えるそうです。
ミシンは2台、1台はお店の、もう1台はスタッフの方の私物を、
たくさんの方に使って欲しいと持ち込んだとのこと。
自由な感じ!

こちらの家事室や、キッチンカウンターの横にあるテーブル席では、
幼稚園帰りのスタッフの方のお子さんが、ときにひとりで、ときにお客さんと一緒に遊んでいました。
お客さんが来る度に「こんにちは!」とかわいく出迎えるのです。

スタッフの方は、もともとお客さんで、こちらの場所とオーナーさんに惚れ込み働くようになったとのこと、
子どもと一緒に働けることや、以前の飲食業勤務の経験が活かせることもあって、
とても楽しく幸せに働けているとおっしゃっていました。

母親として、これ、理想の働き方のひとつ。

私ももともと、自分の仕事場に子どもが帰ってこられるようにしたい、
という思いが開業希望の理由でした。

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