方向転換その2 必要なのは保育園なのか?

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ほいくえん、をつくることが、私の目標でした。
でも、ただの「子どもを預ける場所」を作りたいわけではなかった。

 

就労要件をクリアしなくても、厳しい保活の戦いをしなくても、
その戦いをおりて、誰でも預けることができる保育園。
0〜3歳の、子どものベースを作る時期に、
たくさんのあたたかい目で見守ることができて、
お母さんも安心してそこにいることができて、
ここなら預けてみようかという勇気が出せる場所。
子育ては親だけでなくみんなでした方が、
親も子どもも関わる人みんなが、楽しいとわかる場所。

 

ただたた「保育園が足りない!認可園増設!」の声に応えて、
続々とできる新しい保育園は、株式会社運営のところがほとんどです。
株式会社運営だから悪質な保育をしているとは思いません。
でも、基本的に株式会社は利益を追求していかざるを得ません。
「子どもを育てる」事業で利益を追求する、となると、
他社との競合を勝ち抜くために、保育園を選択する親に対するプラスのアプローチになっていきます。
「うちは○○教育をしています」「うちは就学前にこれだけの能力を身につけさせます」
といった具合に。
でも・・・
なぜほいくえんカフェが必要なのか? に書きましたが、
私は赤ちゃんから就学前の時期、
何かを「できる」ようにしてくれることよりも、
心のベースになる安心できる「生活」を作ってくれること
を大切にして欲しいと考えています。

新設園の説明会で、「○○教育」について聞きながら、
なんだかもやっとした気持ちで・・・ふと思ったのです。

このまま、ただただ保育園が増えるだけで、
楽しい子育ては実現するのかな?
やっぱり、今までにない場所が必要なのではないかな?

まずは「子育てが楽しくなる場所」を作ってみよう。
そして、目標は「安心して預けられるほいくえん的な場所」になること。

どんな「場所」が地域の子育て世帯は欲しいのか。
ひとりであーでもないこーでもないと悩むのはやめにして、
まずは、ひよこの家に預けてきた、OBの方々に聞いてみようと思います。

地域でこのプロジェクトについておおっぴらにできずにいた私。
でも頑張ります。

 

 

 

 

 

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